子宮の記憶 ここにあなたがいる
(C)「子宮の記憶/ここにあなたがいる」製作委員会
17才の少年・真人は、両親と3人暮らしで、不自由のない裕福な暮らしをしている。しかし、世間体ばかり気にする両親や、上辺だけの愛情に失望していた。そんな時、自分は新生児と時に誘拐された事、その誘拐犯である女性が沖縄に住んでることを知る。沖縄に旅立った真人。そこで、小さな食堂で働いている愛子に出会うのだった。愛子の夫は、人里離れた街で入院している。夫を見舞いながら、彼女は一人で店を切り盛りしているのだ。真人は、かつて愛子が名付けた”良介”という名前で住み込みのアルバイトをする。いつしか、愛子と真人は恋人とも親子ともいえない奇妙な愛情が芽生え始める。そんなある日、東京から友人の沙代がやって来た。悩みがあるという沙代。話を聞くために一晩つき合うが、はずみで関係を持ってしまうのだった。翌日、東京へ帰ると言って別れた沙代は、海から遺体で発見される。自殺だった。事件をきっかけに、愛子と真人の関係は思わぬ方向へと進んでいく。